茶道の話 石洲流 15 備忘録
こんばんは。吹雪です。
今日はお茶をたてて、そのあと中水を差すところまでやりました。
先生に、「すごいですね、吹雪さん。できてる。」と褒められました。リップサービスでしょうが、褒められると嬉しい!!
さて、今日の備忘録。
まずは運び出しから。
棗と茶碗を持つ手の構え方をご指導いただく。もっとゆったりを構えるように。
柄杓と引き切りを持ち、点前座に。
引き切りを置き、柄杓を置き、ご一服差し上げますと礼をする。
この時、相手に聞こえるくらいに「ご一服差し上げます」と言う。
左手に茶碗を持ち、右手で受けて、仮に置く。この時、茶杓が畳の縁に接するくらいに。
棗を右手で取り、膝前に置いて袱紗を三つ折りにする。清めて、そのまま水差しと環付きの直線上3分の1に置く。棗の移動は持ち上げすぎない。畳に擦るかのようにして動かす。
茶碗を右手で膝前に持ってくる。茶杓を清め、棗の上に、さっきの直線と直角になるように置く。茶筅を棗の右隣に置く。茶筅の結び目は、自分の方に向くように。清めた袱紗は左手で持ち続けている。
柄杓を右手で取り左手で受け、右手に袱紗を持つ。膝の上で二つ折りにして、蓋を閉めて清め、蓋を蓋置に置く。
茶巾を蓋の上に置く。
柄杓を構え、下から持ち替えてお湯を汲んで、茶碗に入れる。お湯は戻さないし、左手も添えない。柄杓の置き方がもっと上手になりたい。
茶筅通しをする。左手を添え、右手の親指で押し、手を離して持ち替え、つまんで回転させながらじっと茶筅を確認する。これを3回して、いの字を書いて、茶筅を元の場所に戻す。
右手で茶碗を取り、左手で受け、時計回りに3回回す。このとき反時計回りにまわして注意を受けたので気をつけること。右手で茶巾を取り、右手はももの付け根に構えたまま、左手の茶碗の水は建水に捨てる。茶巾で水を切り、茶巾の輪を外に出して3回半回して拭く。巾の字を書いて、縦の線をぐっと書くようにし、ぽとっと落とす。
膝前に茶碗を置いて、左手を添え、右手ではしをつまんでするすると伸ばし、2回折って絞る。ぽんと左手の親指にあてて雫をきり、たたみ直して蓋の上に置く。
右手で茶杓を取り、左手で棗を持ち、体の正面で蓋を開けて、お茶を入れる。茶杓をコンと茶碗に打ち、棗を戻す。
お湯を汲み、お茶を点てる。左手を離してから茶筅を戻す。
出来栄えを確認して、炉の右側、対角線の交点に置く。
ここからが新しくお稽古してもらったこと。
水差しに向く。距離は、炉の延長線から膝が出ない程度。
右手で水差しの蓋を取り、今回は(蓋の種類によって扱いが変わるらしい)、左手で受け、(手のひらを上にして普通に持つ。親指だけを上にして挟むように持つ)ふたの取っ手が水平になるようにして、蓋の上側を水差しの方にしておく。点前座に向き直り、柄杓で水差しの水を汲む。このとき、お湯を汲むように柄杓を取らないこと。水を汲む時なので、つまむようにして持つ。
水を汲むと自分のところに一旦持ってきてから、正面から釜に水を入れる。柄杓を置く。
今日はここまででした。
お菓子はおそらく大和屋さんの落雁で、お軸はひな祭りでした。お花はありません。
お点前の時、お茶を入れずにお湯を先に入れてしまい、あっ!となって、みんなで大笑いしました。
それから、お湯の量が多いとご指摘いただきました。普段から柄杓で汲むようにしたいです。
今日はこの辺で。お茶以外のこともそろそろ書こうかな。
おやすみなさい。吹雪でした。
茶道の話 石洲流 14 備忘録
こんばんは。吹雪です。
今日のお菓子は、新潟の大和屋さんのお菓子で、お雛様の形をしていました。
お軸もお内裏様とお雛様です。もう3月ですね。
こんな感じのお菓子です。美味しかった。
今回はやっとお点前をしました。嬉しくてたまりません。片付けるところまではいきませんでしたが、一服差し上げるところまではできたので、とても嬉しいです。
抹茶と茶筅、茶杓を購入して、毎日綺麗な泡を立てられるように稽古しておりますので、ここは日頃の成果を見せたいと頑張りました。
「ああ、ちがうなあ」と言われ、色めき立ったら、「やっぱり先生の方が美味しい」とのこと。当たり前だけど悔しいなあ。頑張ろう。
さて、備忘録です。
運び出しからやりました。棗と茶碗を持っている構え方にご指導いただきました。
さて、運び出しが終わり、柄杓と蓋置を持って、点前座に構えてからです。
蓋置を炉の右側に起き、柄杓を置いて、ご一服差し上げますと礼をする。
左手で茶碗を取り、右手に受け、炉のところに起く。茶碗の位置に気をつける。畳のヘリと茶杓が接するくらい。棗を右手で取り、膝前に置く。
棗を清める。袱紗を三つ折りにし、左手で棗を持ち、右手で清める。清め終わったら、棗を炉と水差しのライン上に置く。袱紗を左手で受けて広げ、また三つ折りをする。
左手に袱紗を持ったまま、茶筅を棗の横に置く。
柄杓を右手で持ち、左手で受け、左手の袱紗を右手で持って、右手だけで二つ折りを作る。
蓋の位置を直し、蓋を清めてから蓋を蓋置の上に置く。
蓋の上に茶巾を置く。
柄杓を構え、いつもの動作をした後、下から持つようにして、右手に取り、お湯を汲む。
お湯を茶碗に入れる。この時、お湯は全部入れ、手は添えない。
茶筅通しをやる。
親指でぐっと茶筅を押し、持ち替えて回転させるように持ち上げ、先を見る。
そのまま下ろし、同じ動作を3回する。
いの字を書いて、茶筅を取り出し、元の場所に置く。
右手で茶碗を取り、左手で受ける。そして三回回す。
茶巾を持って、建水に左手だけでお湯を捨てる。
茶巾で茶碗の水を拭う。手前からこっち側へ拭う。(時計回り)
茶碗を体の正面に移動させるタイミングで茶巾を茶碗の中に入れる。輪っかを外にして茶巾を出し、三回半茶巾で拭く。巾の字を書いて拭き、持ち上げてポトっと落とす。
茶碗を置いて、茶巾の端を掴み、左手を添えてするすると引っ張る。
茶巾を指先側に向かって折り、次に手首側に向かって折る。茶巾の指先側を右手で持って、建水の上で絞る。左手の親指に茶巾をポンと当てる。畳み直して、蓋の上に起く。
茶杓を持って棗を取り、お茶を入れる。棗の蓋は、茶碗の上で開けないように。手前から多めにお茶を取り、茶碗に入れる。2回ほど。茶碗の中のお茶を均したら茶杓をコンとぶつけて、蓋を閉めて元の場所に置く。
お湯を汲み、左手を添えてお湯を入れ、半分戻して、お茶を点てる。最後にいの字を書いて茶筅を置く。
右手で持ち、左手で受けて、体の正面を外して出来栄えを確認する。
そのあと、体をずらして炉の右側に置く。体をずらす時は、右手を握り、それを畳につけて支点にしてにじるように動く。
茶碗を置く場所は、炉の隣の四角のエリアの対角線上に置く。
茶碗を置くときは、景色を相手側に向けること。
今日やったのはここまでです。
ようやく進んでかなり嬉しかったです。
おやすみなさい。吹雪でした。
茶道の話 石洲流 13 備忘録
こんばんは。吹雪です。
今日は待ちに待ったお茶のお稽古でした。少し進みました。もっとやりたいなあ。
簡単に備忘録を。
運び出しのところから。
最初は省略して書きます。気になったところから。
建水を置いて、左手に柄杓を取り、右手に蓋置を持って、点前座に向く。蓋置を置き、柄杓を置いて、建水を動かし、少し後ろに下がる。礼をする。
そのあと左手でお碗を持ち、体の正面のあたりで右手に持ち替え、仮に置く。その場所は、炉の外に出ないように。茶杓が畳のヘリに接するくらいのところに置く。
右手で棗を取り、膝の前に置く。このとき、棗を思い切り持ち上げたりしないように。すこし引きずるような感じで、すっと置く。
袱紗を三つ折りにし、左手で棗を持って清める。左手の棗を水差しと釜の直線上に置く。
そのあとお碗を手前に持ってきて、茶杓を清める。いきなり茶杓を取ろうとしてお碗を動かすのを忘れないように。親指で茶杓を押す時に2回押してしまったが、押すのは1回。ぐっと押して、2回引っ張る。そのまま棗の上に置く。茶杓は、水差しと釜を結ぶ線と垂直になるように。
茶筅を取り出し、棗の右隣に置く。この時等間隔になるように。
この時点では左手に袱紗を持っているので、少し握り込む。
右手で柄杓を取る。この時少し持ち上げてから、回転させるように左手の方に持ってきて左手に渡す。左手の袱紗を右手ですっと持って、右手だけで二つ折りにする。
釜の蓋を直し、清めて蓋置に蓋を置く。蓋は、手前に引くようにして持ち、そのあと蓋置に置くこと。膝で受けるようにして袱紗を広げ、腰につける。
そのあと、茶巾を蓋の上に乗せて、柄杓を構える。
柄杓を構える時の左手に注意。親指が横を向くように。そして、右手で上から持ち、左手を引いて、お湯をすくうように柄杓を下から持つ。
お湯をそこからぐっとすくう。このとき、角度によって柄杓に入れる水の量を調整する。8割ほど。多すぎないように、お碗にお湯を入れるときは、気持ち上から入れること。お碗の中に柄杓が入って隠れないように。
そのあと、釜の口に柄杓を引っ掛けて置く。炉の外に柄杓が出ないように。炉の3分の1くらいのところに置く。
今日やったのはここまででした。
今日はお花はありませんでした。
掛け軸は、本来無一物。
お茶は、埼玉県狭山市のお茶です。狭山市に残っている唯一のお茶農家だそうですが、調べてみると狭山茶というのは、宇治、静岡と並んで、日本三大茶と呼ばれるそうですね。狭山市にお茶の農家はもう少ないのかしら。少し疑問です。
なかなか美味しいお茶でした。
お菓子は、長岡のヤマトやさんのお干菓子でした。ひなまつりの形の落雁です。楽しくて美味しい落雁でした。
最近、もっといろいろ学びたかったり、刺激が欲しかったりしています。
お茶を点てたいし、違うやり方も学びたいです。我慢して一つずつやっていこう。
おやすみなさい。吹雪でした。
茶道の話 石洲流 12 備忘録
こんばんは。吹雪です。
今日は久しぶりのお稽古でした。前の時間帯からいたおじさんとおばさんが長引いて、先生のお点前をいただいて運び出しをして終わりました。
はやくお茶を点てたいです。運び出しから片付けまで一通りやりたいです。
今日のお菓子は、京都のお菓子でした。
炒っただけの黒豆と、そば粉を固めたお干菓子を2枚です。
お店の名前とお菓子の名前を検索したのですが見つかりません。ううむ、悔しい。
お茶も宇治のお茶で、玉露にするお茶っ葉らしく、とても美味しかったです。苦いだけでなく、爽やかでした。
お茶碗の説明もありました。萩きと唐津の説明があり、何県でしょうとクイズを出されました。山口県と佐賀県と答えることができて少し得意に感じました。
茶道検定の3、4級の問題集をやっておいてよかった。
今日は、床の間に香入れとお花がありました。
香入れは、祥瑞(しょんずい)という中国の焼き物で、お花は椿の加茂本阿弥(かもほんあみ)という種類です。白色が綺麗でした。
掛け軸は、渓梅一朶香(けいばいいちだかんばし)でした。
ああ、忘れないうちに書けてよかった。
ションズイは、景徳鎮を作っている地方にあるみたいです。少し手びねりで作った不規則な形が面白かったです。いびつさはあるものの、陶器らしいつるっとした感じがかわいらしい。
さて、今日は道具の運び出しでした。特に注意を受けることなく、すんなりと終わり、物足りなく感じました。
水屋に出るときは一旦脚を揃えて、右足から入ること。柄杓を構える時には肘をはること。
今日はここまでにします。
お稽古が進まないので、書く内容が減ってきました。もっといろいろ練習したいです。
おやすみなさい。吹雪でした。
茶道の話 石洲流 11 備忘録
あけましておめでとうございます。吹雪です。
今日はひどい二日酔いで、初出勤をどうにかこうにかごまかして、お稽古もぐったりしてました。
お正月ということで、金と銀のお碗で濃茶をいただき、その後薄茶をいただきました。濃茶はぽってりとしたふくよかな味で、青い感じのえぐみはなく、おいしかったです。
お菓子は大和屋さんの饅頭と、松や羽子板の形の干菓子でした。饅頭はかるかんに似た味で、少し山芋が入っているとのことでした。
濃茶を飲む作法を習いました。
古帛紗とお碗が出される。古帛紗はお返しして、自分のものを使う。縦組みの本を開くように古帛紗を広げ、お碗を乗せる。
二口飲んで、亭主に結構なお点前ですと挨拶。三口目でそれなりにたくさん飲んで、古帛紗ごと置く。
懐紙を二回折って縦長にし、飲み口を拭く。最初は左から右。次に手前に折って右から左。また手前に折って、左から右に拭く。
そのあと、手に取り、3回まわしてヘリ外に置く。
お茶入れについて説明があったのですが、記憶しきれませんでした。ふちが少し剥がれたようになっていて、それがわびているということだそうです。ネンギリみたいな名前だったのですが……。京都のお寺の名前からきているそうです。
今日は少し疲れたのでこの辺で。お休みなさい。吹雪でした。
茶道の話 石洲流 10 備忘録
こんばんは。吹雪です。
12月22日に今年最後のお稽古がありました。その後いろいろと忙しく、記事の更新ができませんでした。その日に書くことを心がけているのですが、お稽古の後飲み会だったもので……。
さて、まずはお稽古の備忘録を。
1時間ほど遅れて行ったので、ほんの少しだけお稽古をする。今回ではじめてお茶を点てる。
点前座に座るところから。炉の頂点とカン付きとおへそが直線になるようにする。膝と炉の距離はお茶碗を置くのでそれなりに空間をつくる。
右手で茶杓を取り、左手で棗を取る。棗の蓋は、右手の親指、人差し指、中指の三本の指で取る。蓋を取る動作の中でお茶をすくうように茶杓を持ち帰る。これがうまくできなかったので、次回よく見ておこう。
棗の高さは茶碗の縁と同じくらいの高さに。四等分した時の右下にあたる部分から、奥から手前にお茶を取る。結構多めに。
少しお茶をならして、蓋を閉め、元の場所に置いて茶杓を置く。
柄杓を持つときは、親指を手の下に入れて、柄杓の右側から下に滑り込ませるようにして持つ。その動作のままお湯を汲む。
お湯は底の方からぐっと汲む。この時、柄杓を釜に入れる動作でぐっとしたまで沈め、引き上げるようにして汲む。
お湯は畳にこぼさないように。先生はそのためにか釜からあげるときに少しタメをとる。
左手を添えてお湯を入れ、半分ほど戻す。柄杓を戻す時は、親指を抜くようにして置く。
お茶を点てる動きは、手首のスナップを効かせて、茶筅を底にややこするようにして点てる。
出来具合を確かめ、右側に移動し、お茶を出す。
仕事が忙しくてお稽古の時間が短かったのが残念でしたが、これで大きく進んだなと感じております。お茶を点てられたのが素直に嬉しいです。
ちなみに1ヶ月で472頁の本を作りました。なかなか大変でした。
それでは来年もよろしくお願いいたします。
吹雪でした。
茶道の話 石洲流 ⑨ 備忘録
こんばんは、吹雪です。
早速ですが、今日のお稽古の備忘録を。
今日は道具の運び出しをやりました。
水差しが置かれている状態から。扇子を取り出して礼をし、風炉と同じように水差しの前にお茶碗となつめを置く。畳四目、茶杓の先が、水差しの接線に触れる感じ。
そのあと、建水を運ぶ。これも風炉と同じ。そして座って柄杓を左手に構え、右手に引き切りを持つのだが、その時に座る位置に注意。炉の「口の字」でいう一番上の辺と膝が同じ位置にあるくらいにする。
構えた後、すわったまま足をにじらせながら動き、口の字の右上の頂点と環付きとへそがまっすぐになるように移動する。
この時、足の動きが大きくならないように。本来は和服で動くのだから大きな動きはできないからとのこと。
そして、引き切りを炉の右側に置き、柄杓を持ち直しておく。柄杓を持ち直す際、右手はつまむように持つのではなく、うえから持つようにする。親指が上を向かないように注意する。
足の運びに、もっと足を揃える時に間をもたせてしっかりやりなさいと注意をいただく。
石州流は、柄杓を構える際、合を相手側に向けるが、それは柄杓の中に毒が入っていませんよと示すためだとか。先生がおっしゃったことではないので、話半分に聞いておく。
今日のお菓子はクリスマス向けに、ゆきだるまや帽子や、ツリーの形をした和菓子でした。
また、著者から差し入れがあり、山川を持って行きました。
山川は日本三銘菓のひとつのようです。初めて食べました。島根県にある、松江風流堂さんのお菓子です。
手でちぎってお皿の上に置くのですが、全部ちぎって置いたら先生は笑っていました。どうやら三つか五つにするものとのこと。人数分出すのが基本なのでしょうね。
味はふわっとしてさらっとして、とろっとして、なんとも表現しがたい味です。上品な甘さで、お茶によく合うなと思いました。
赤色は紅葉した山を、白色は清らかな水を表現するとのこと。そして、山川というのは、赤穂浪士討ち入りの合図ということで、今の時期にちょうどいいなと思いました。
掛け軸は「本来無一物」でした。
今日はちょっと風邪気味で早く休みます。
おやすみなさい。吹雪でした。