茶道の話 石洲流 27 備忘録
おはようございます。吹雪です。
下書きしていたので、仕事前に投稿します。
皆さまシルバーウィークはいかがお過ごしでしたか。私はずっとリフォームをしていました。
19日土曜はゴミ置き場になっていた和室を復活させるために、廃材の木材を丸のこで細かく切って捨て、砂壁を落とし養生をはがして掃除しました。
すると土壁の土っぽいにおいがひどくて、急いでシーラーを買って塗ったところ、今度はシーラーのにおいがひどくて、さらに急いで砂壁材を頼みました。「砂王」です。
このときにはがした養生は5月からしいていたもので、ここまで来たかと感慨深かった……。
そのあと洗面所の壁を作るために角材で下地をつくり、天井も張り終えました。さらっと書きましたが、天井大変でしたよ。石膏ボード重いんだもの。
ガスマスクをかぶってウレタン原液をまぜて断熱材を作り、洗面所に吹き付け、昨日は砂壁を塗って和室が完成しました。まあ、いろいろやったわけです。しかし、まだまだ終わらない……。
そんななか、藤田美術館の至宝展にもいきました。紹鷗愛用の茶碗があり素直に感動。曜変天目の方は、きれいだけどなんだかホコリをかぶったような白い斑点が気になる……。
前回のお稽古は疲れて稽古に集中できず、ミスを多くしました。ちゃんと集中しないといけないですね。それと、大学の茶道部のOGの方がいらっしゃいました。礼儀正しく身のこなしも優美で、お茶をやるとはこういうことなのかとわが身を省みました。
さて、備忘録です。
お菓子は紅屋さんの「みのり」と「山の幸」です。(写真は紅屋さんから拝借しました)
みのりのほうは、きんとんです。中に小倉餡が入っているようですが、こちらは食べられず。山の幸は、餡に包まれた栗です。4等分にしたらくずれてしまい、ちまちま食べたところ味がよくわかりませんでした。やはり和菓子は、原型を保ちながら食べると、製作者の狙った味の調和を体験できると思うのですよ。 先生がよく手でつかんで食べていらっしゃるのも美味しくいただくという意味があるのに違いない。
今回はまず濃茶の飲み方を教わりました。
お茶が出されます。そのときに古帛紗が下手側に(左手側。上手ギター、下手ギターと一緒の考え方)置かれます。先頭の人は、これを使わない場合は、右側におき直し、そっとずらして相手に返すようにする。(これが基本)
そのあと、おもむろに懐から自分の古帛紗を右手で取り出し左手で受け、右手で縦書きの本のように開く。そこに右手で茶碗をとって左手の古帛紗の上におく。一回まわして、古帛紗ごと右手で茶碗を包むようにして持ち、二口飲む。亭主に挨拶。その後、人数分を考えて飲む。
両手で古帛紗ごと畳の上に置き(縁内)、飲み口を懐紙で清める。
懐紙の折り方は、もともとついている折り目とは十時になるようにして半分におり、さらに半分に折る。折る動作は、先生の動きでは、水平に持って、上の部分を下に折っていた。
おった懐紙で3回ふく。拭く手は右手。左手はお茶をたてるときのように上から支えると安定して良いかも。先生もそのようにやっていた。拭く順番は左から右、右から左、左から右。このとき、ふいた懐紙の部分を内側に折っていく。指を曲げる動きで折り込むようにできるとスムーズ。ふいて折り込む動作は片手でやること。
拭いたら懐紙をしまい、茶碗を右手でとり、左手で受けて、2回まわして縁外におく。自分の古帛紗を茶碗の上手側におく。このとき、どうぞお使いください、のようにひとこと添えておくこと。
次の人も古帛紗を使わないときは、そっと押して返すこと。
なお、古帛紗の袋になっている部分が茶碗側に向くようにすること。
古帛紗はお茶が冷めないようにする工夫とのこと。
前回教わった棗の箱の紐の結び方をペンタブで描こうかと思っていたのですが、引越しのどさくさでどこかに行ってしまいました。忘れないうちに描かなきゃな。
お軸とお花はありませんでした。
ではまた。吹雪