くもり空の形而上学

ジャパンカルチャーや茶道のこと、編集者の日常ことなど雑多に書きます

茶道の話 石洲流 54〜58 備忘録 【茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術 展覧会感想】

どうもこんばんは。吹雪です。

久しぶりにブログを更新しようと思ったら、前回の投稿は2月ですよ! 月日が経つのは一瞬だよ!!

 

書くことはたくさんあるんです。書く時間も、ないわけではない。ただ、優先順位が他に行ってしまっています。子育て、リフォーム、原稿、etc.

 

さて、今回、備忘録とは言いながらお稽古のことではなく、

タイトルにある「茶碗の中の宇宙」という展覧会の感想と、

お茶の家元が最近計画していることを書きます。

 

茶碗の中の宇宙展、ご覧になった方はいらっしゃいますか。

 

いやあ、想像以上に楽しめましたよ。

 

やはり、長次郎。この方の作品はとっても良かった。長次郎は楽茶碗はとても上手なのに、大皿はそんなに上手いとは思えませんでした。ろくろをうまく使えなかったから、手びねりで作ったのではないかとさえ思いましたが、きっとそんなことはないのでしょう。

 

長次郎作の中でも、目を奪われたのが、万代屋黒でした。

 

例えるなら、デスクトップ型のMacです。後ろが絶妙な角度で削ってあって、画面が平面に見えるアレです。

高台脇が絶妙なバランスで削られていて、落ちた影がうまく高台を隠し、まるで宙に浮いているかのように見えました。特に腰から胴にかけてグッと立ち上がった姿が、力強い存在の主張があると同時に、高台をうまく隠す錯視効果があります。この表現を可能にするためにも、腰を少し膨らませて作ってある。それによって、より一層、空中から茶碗がぐっとせり上がっているように見えるわけです。これは狙って作ってあるのだなと思いました。

この茶碗を畳においたらどうなるのだろうと、たまらない魅力を感じます。

 

お茶の大切な要素の一つに、「意外性」があると思います。例えば、季節に気づくときは、誰もがその季節の訪れの「唐突さ」に驚き、嬉しく思うはずです。「急に暖かくなった」「急に梅雨に入った」などなど。

お茶の中で季節感と向き合うことは、意外性を感じさせるものに気づき、その力を借りて演出することでもあると思います。

 

さて、長次郎の茶碗、畳の上に置かれてみると、きっと意外性があり、日常を超越する力を感じられるでしょう。

それは、お茶や道具の本質と向き合った結果として生まれたのだろうとなと思い、すごいなと感嘆した次第です。

 

さて、もう一つの話題です。

最近、お茶の家元から、「初音ミクにお点前をしてもらおう、吹雪さん、初音ミクを実体化するよう頑張ってください」と言われています。

 

 

この過疎ブログをご覧になった方、お力をお貸しください。

 

・スクリーンに初音ミクを投影することができる技術者

初音ミクのモーションが作れる技術者

初音ミクの動きと音楽をリンクさせられる技術者

 

を切実に求めています。

初音ミクのお点前が飲みたい、そのために力を貸します、という奇特な方は、ご一報ください。

僕と同じで、ボランティアでの仕事になるでしょうが、ミクさんのお茶を飲めるのは、きっと他にありません。

 

おやすみなさい。吹雪でした。