くもり空の形而上学

ジャパンカルチャーや茶道のこと、編集者の日常ことなど雑多に書きます

茶道の話 石洲流 ②  備忘録

こんばんは。吹雪です。

お茶のお稽古に行ってきました。今日は仕事で本を運ぶ必要があったのでジーンズをはいていきました。夏はズボンが汚れないようにステテコをはく時もあるのですが、ジーンズの中に履くと青くなりそうだったので素足で行きました。

お茶室はクーラーが効いていたのですが、折り曲げている足は熱がたまって汗をかき、短時間のうちにあせもになってしまいました。それをごわごわしたジーンズの繊維が絶妙に挟み込み、お茶会が終わってみるとこすれて痛く、歩くのも一苦労でした。

 

そんなこともあったのですが、今日も感激です。例によって備忘録を。

 

今日のメニューは、茶杓・なつめ(お茶入れ)の清め方の復習とふくささばきの復習。そのあと柄杓の扱い、柄杓を左手に持つ時に、右手だけで二つ折りを作るやり方を稽古していただき、先生のお手前を拝見する、というメニューです。

呉服屋の茶室で稽古しており、呉服屋の店員さんもいらっしゃって、イベントの話など聞けて楽しいです。そういえば、この教室で能の教室も始まるのだとか。うう……参加してみたい。

 

さて、今日のお茶菓子は、

富山県産の「うす氷」

 

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新潟県産の「まゆだま」

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でした。どちらもネットにあったものを拝借しております。問題があればご指摘ください。(後でうまいこと処理しよう)

 

私は北陸出身なのですが、どちらも見たことも聞いたことも、ましてや食べたことなどありませんでした。

まず、うす氷のほうは、写真ではわかりづらいのですが、蛍がごま粒で表現されており、季節感が嬉しいです。また、私が食べたものは、黄色の部分があまり膨らんでおらず、きれいな色で描かれ、光があざとくなくて、とても素敵でした。パキッと割って食べるので、中に何かうすくはいっていることに気づき、もなかのような感触を想像したのですが、青いところは砂糖のようでした。しかし、落雁のような砂糖の感触ではなく、少し柔らかく、しかもの芯ある堅さで、しかも口にすると冷たく溶けていく感じもして、言葉を失いました。「嗚呼」とため息だけが出ましたよ。

 

まゆ玉の方は、こちらも最中のような感触を想像したのですが、ゆびで持つとその重さと固さに驚きました。そして意外とかみごたえがある。中の餡もねっとりとしていて、複雑な甘さがあり、とてもおいしかったです。やはり、意外性があると、お菓子が生き生きしますね。

 

 

さて、本題の備忘録。

まずはなつめの持ち方、清め方について。

目線はなつめより先を見るように。また、なつめを持つ時は、すっと持って、上体で持ち上げる感じで持つと良い。置く時もしっかりとおいて、心を残すように置くとのこと。

ふくさを三つ折りでたたみ右手で持つ。右手を足の付け根に置いて、左手で横から持つ。このとき左手は、小指をたたみにつけるように持ち、持ち上げた時になつめの下に小指が入るようにする。鷲掴みせず、左手全体で持つ。二の字を書いて清め、側面をすっとなでて止める。右手をつけ根に持ち、なつめを置く。この置く仕草の時など、右手の親指が上になるように気をつける。

 

茶杓の清め方について。

復習を一所懸命やったので、手順を追うこと自体は問題なくできた。右手を動かさず、左手の厳かな動きを大切にする。そのためにもできるだけゆっくりと呼吸をするように言われる。全体の動作に余裕を持たせ、気の充実を保つようにとのこと。ゆっくり呼吸をしながらやるが、緊張があり息苦しい。人に見られながらも落ち着いてゆっくり呼吸をしながら茶杓を清めることが出来たらと思う。

茶杓の名称について教わる。

先頭から櫂先(かいさき)、節(ふし)、切り止め。

 

柄杓の扱いについて。

割稽古なので、少し省略しているとのこと。

まず柄杓が置かれている状態から。右手を伸ばしてそのまま持ち上げる。ドラムスティクを持ち上げる感じ。このとき、柄杓の水を入れる口が水平になるようにする(この口を合というのかな)。そういえば先生もドラムをやっているということを聞いた。

そのまま右手をひねりながら、ふともものあたりに置いた左手の方に持っていき、左手で受ける。このとき、口の方を外に向け、合が地面と垂直になるようにする。左手で受ける時は、左手が宙に浮かないようにし、また、親指、人差し指、中指の三本の指で受けるようにする。柄杓の切り止めの部分を太ももに立てて持つ。端を持たないように。

(右手のひねり具合などかなり難しく感じた。先生の動作は、無理がなく何気ない動作なのに流麗で凄い)

この後、左手を体の中心、胸の高さまで持ち上げ、合の部分を水平にするために少し下げる。右手で切り止めの部分を持って、左手を節のあたりまで引く。右手をそのまま持ち替えて、左手を離し、風炉に置く。左手を正面で構える時の指ののばし方に気をつける。丸めるよりは、少しのばした方が見栄えが良い。

この時の構えは、武家特有の構えらしい。かっこ良くてたまらない。この構えは、柄杓で戦ったという逸話から来ているそうだが、柄杓が刀にかないっこないから、嘘でしょうと先生がおっしゃっていた。

また、柄杓の切り止めについて教わる。/のようにカットしてあるものは、風炉用。反対向きのカットは炉用。炉用は少し大きい。垂直にカットしてあるものもある。それは両方に使う。

 

柄杓を扱いながら、右手で二つ折りするやり方について。

左手は柄杓を持つ形のまま動かさない。右手でふくさを取り、足の先まで引き、ぱらっと上に上げる。そのまま足の上に|〉の形になるように広げ、人差し指と親指でつまんだまま、小指と薬指で挟んで、〉を折り返す、そのまま端をあわせ、中指を支点にして人差し指と親指を内側に入れる。これでふたを持つ時の二つ折りの持ち方が出来る。結構難しい。

 

他に、茶杓やなつめを持つ時の位置関係は、へその高さで、余裕を持って持つこと。肘を少し張り、堂々とした構えを心がけること。背筋も伸ばす。

 

今日のお花は、左側にホトトギス、右側に糸すすき。どちらも一輪ずつ。

 

以上、備忘録でした。

お茶は楽しいです。

 

 吹雪