くもり空の形而上学

ジャパンカルチャーや茶道、日常のことなど雑多に書きます

茶道の話 石洲流 30&31&32 備忘録 【炉の点前】

こんばんは。吹雪です。

寒くなって体調管理が難しいですね。皆様いかがおすごしでしょうか。

私は、3ヶ月かけて出版する予定だった2冊の本が、1ヶ月でどっちも本にしなさいと厳命が下り、怒り狂いながら仕事しておりました。

 

……というような下書きを書いてすでに3週間が過ぎております。

この間もいろいろ忙しくてついブログを怠けておりました。ちなみに仕事の他にも6畳間の床はりをしていました。桜の無垢材を使い、下地も自分で作りました。いい経験。

 

そんなこんなで忙しかったのですが、短くてもブログをさっと書いてしまわないともうダメですね。億劫。

今回はできるだけ早めに書くことを心がけて、不十分かもしれませんがアップしてしまいます。

ブログの使い道も難しいものですね。

本の感想やメモ、ブログで書くには分量が多すぎるし、どうしようかなと悩むところです。ブクログにでも試しに書いてみるかと思い、とりあえずそこでメモしてます。

普通のメモ帳とちがって、ネットがあればどこからでも見られるのが便利なのと、ブログだと自分の記事を見返すので、復習になるのですよね。

ノートなんかだと忘れているのが怖くて復習したくなくなるのですが、ブログは気になって読み返してしまう。それが良いなと。

 

さて、今回の備忘録です。風炉も炉も、流れは忘れないようになったので、次回からは尋ねたポイントや、掛け軸などについて調べたメモなどを書いていくようにします。

(手前の復習が長すぎて分量が多くなるので)

30回目は最後の風炉 でした。一年で一番わびているとのこと。

31回目は炉開き。

 

簡単に炉の平点前の流れを。

水指は手前畳の真ん中の方に置いてありました。

夏目と茶碗を持って入る。水指の前に置く。これは風炉の手前と一緒。

建水をもって、水指の前に座り、建水を置く。

蓋置と柄杓をもって、手前座に向き、蓋置を畳の四目の所に置き、柄杓を置く。

建水を動かして、水を捨てやすいようにし、ご一服差し上げますと礼をする。

茶碗を仮置きにする。左手でとり右手で置く。

棗を清める。右手でとり、膝前に置く。袱紗を三つ折りにし、清め、水指と釜のカン付きを結んだ線上に置く。感覚は三等分したうちの左側。

畳直しをして、茶碗を膝前に。茶杓を清めて、棗の上に置く。

茶筅を棗の右に。

柄杓を右手でとり、左手に。

左手の袱紗を右手に取り、膝の上で二つ折りにする。

釜の蓋を閉めて清め、蓋置の上に置く。袱紗をももの上でたたみ、腰につける。

茶碗の中の茶巾を蓋の上に置く。

柄杓を構え、お湯を入れる。

柄杓を置くときは、釜の口にかけてやや引きながら下ろす。

炉縁の3分の1の半分の位置に柄杓を置くように。

茶筅通しの後、茶碗を温めてお湯を捨て、茶巾で拭う。

茶巾をたたんで、蓋の上に。

お茶、お湯を入れてお茶を点てる。

炉の隣の位置に置いて、水指の蓋を取り、水をさす。

茶碗が戻ってきているので、それを取り、手前座に直って膝前に起き、しまいにしますと礼をする。

お湯を取り、茶碗を洗う。三回回してお湯を捨て、手を湿らせる。

水を汲み、茶筅を洗う。茶筅はちゃばちゃばと音を立てないように。三回回して水を捨てるときに茶巾をもつこと。巾の字を書いて茶巾を固定し、膝前に置く。

茶筅をしまい、袱紗を三つ折りにする。茶杓を清めて茶碗に置く。茶碗を仮置きの位置に。

袱紗を建水の上で叩いてたたみ直しをする。左手で棗を取り、そのまま膝前に置いて、清める。右手だけで袱紗をたたみ直して腰につけ。右手で運び出しの位置に戻す。

茶碗を運び出しの位置に。右手で持ち左手で受けて置く。

湯返しをする。水指の蓋を閉める。

拝見の挨拶がある。

蓋を完全に閉めて柄杓と蓋置を取り、水指に向いて、柄杓と蓋置を建水に置く。建水を少し下げる。

体を少し引いて、棗、茶碗を一列にし、棗、茶杓の順に拝見に出す。

その後建水をもって下がり、茶碗をもって下がる。

茶碗を片付けて戻るときに襖を閉める。これは、棗や茶杓を拝見に出しているので、それで話があるからとのこと。手前畳に踏み込み、3歩ほど前に進み、右を向いて炉に向かい、座る。

袱紗を三つ折りにして炉縁を清める。袱紗の腹で清めること。

口の書き順と同じ。最後はちりを中に落とすようにし、軽く袱紗をはらう。

袱紗をたたみ直し、二つ折りにして釜を清め、蓋を切りかけの位置にする。

腰につけて、棗と茶杓をもち、一例をして水屋に下がる。

水屋に下がるやり方は風炉と同じ。

 

 今日は紅屋さんの木枯というお菓子でした。

 

 下記は前回のメモです。

上田宗箇流:石州流野村派と似ているとのこと。きになる。

 

お茶のできを確認するのに中心を少しだけ外すこと。やりすぎると良くない。

この中心を外すのはじっくり覗き込んでドヤ顔しないためとのこと。

 

鶴屋吉信:お菓子屋さん。 つばらつばらというどら焼きのようなお菓子。 

「あさじはら つばらつばらにものもへば ふりにしさとし おもほゆるかも」

大伴旅人が、九州に赴任したとき、つばらつばら(しみじみ)と物思いをしていると、故郷の都のことが思い浮かんできた、という出来事を踏まえて作ったお菓子。

そのほかに紅屋さんの石衣というお菓子も。

 

簡単ですが、おやすみなさい。吹雪でした。