茶道の話 石洲流 60 備忘録 【旅箪笥】
こんばんは、吹雪です。
最近は、ストレスが溜まりすぎて、将棋のコマを打ち付ける仕草をずっとしているよ!! 王手角成! 将棋最高!
早速ですが今日は旅箪笥でした。
これは利休が戦場でお茶をするために考案されたものとか。
でも実際にこの箪笥で運ぶと、道具が全部壊れちゃうよ!
備忘録です。毎回新しいことがあって覚えるのがたいへん。
まず旅箪笥に建水以外の道具をしまいます。
棗、茶碗、水差しは中央に。柄杓は合を中に向けてかける。蓋置は水差しと柄杓の間に。
蓋を閉めておく。
建水を持って入室。
建水を置いて、風炉の環を下ろす。旅箪笥の前に移動。
蓋の外し方は、左手を添えて、右手の親指で鍵を少し持ち上げ、そのまま手を横にして、親指と人差し指・中指でつまむ。そのまま蓋の表側に鍵を挿して、蓋を手前に引く。指一本ぶんくらい隙間が空いたら、蓋の3分の1ほど上のところを持って、手を滑らせるようにして蓋を下から持って外す。右手をそのまま滑らせて蓋のはじを持つようにし、旅箪笥の右側におく。手がかりを残すため、あまり奥に置かないこと。
そのあと、柄杓を両手で取り、左手で建水の上に置く。蓋置きを置いて、建水を少し下げる。棗、茶碗を取り出し、置き合わせの位置に置く。
蓋置と柄杓をいつものいちに置いたら、一服差し上げますと礼。その後手前は一緒だが、水差しの蓋を取る前に、旅箪笥の棚を持ち上げる。逆に、水差しの蓋置きを閉めたあとは、棚を下げる。棚の上げ下げは両手で。
手前が終わり、棗、茶碗などを置き合わせの位置に置いた後、柄杓、蓋置を建水の所におく。棗、茶碗、柄杓、蓋置きを旅箪笥にしまう。棗は右手。茶碗は右手で取り、両手で入れる。柄杓は左手で取り、両手で入れる。当然、節から下は持たないこと。蓋置は、右手で取り、左手で受けて、右手で水気を拭ってからおく。
蓋を閉める。両手で蓋を取り、下から手を滑らせるようにあげて上まで持ってしめる。左手を添えたまま、右手で鍵を閉める。親指を上にして鍵を抜くとやりやすい。
真ん中に移動して、建水を持って退出する。部屋に入ったら扉を閉めて、風炉を清め、退出する。
旅箪笥の蓋の扱いが大変だと思ったが、手順はわかりやすいかも。
お軸は、良寛さんの「雨の降る日はあはれなり」
お花は鹿の子と山紫陽花でした。見てもわかりません。先生が教えてくれたのでございます。
鹿の子
山紫陽花
お菓子は紅屋さんの蛍が飛ぶ羊羹でした。
それではまた。