くもり空の形而上学

ジャパンカルチャーや茶道、日常のことなど雑多に書きます

茶道の話 石洲流 50、51、52、53 備忘録 

こんばんは吹雪です。

忙しくて備忘録を書けずにいました。こんなことではいかん!と思いつつ、できる範囲でやります。

今日は新しいことも習いました。

 

前回と今回の記録。

前回は筒茶碗の扱いを習う。

筒茶碗は茶筅を逆向きに仕込む。茶巾も反対側に仕込む。

持つときは、右手で上からもち、左手に持ち直して、右手でおくようにするのが基本。(※確認しておく)

茶筅通しをした後、茶巾で拭う手順が違う。

※まず底を巾の字を書くようにして清め、そのあとに輪っかを外側にして茶巾を茶碗にかけ、3回まわして清め、茶巾を正面に向けて、すっと抜き、そのまま建水の上で絞る。

(※確認しておく)

後の手順は他のものと同じ(だったはず)

お軸は、「茶」の一文字のみ。「心静かに茶を楽しむ」という文言も書かれてあった。石州流らしいお軸で、感動。

 

 

今回は桑小卓の手前。

飾り付けがまず違う。

撮影許可をもらったので写真を載せます。

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下の棚に建水が入っています。建水には蓋置きが入っています。

まずは茶碗だけを持って入室。茶碗だけを持つことになり、入室は1回だけなので、道具畳の前で座り、道具畳の中に茶碗をおく。襖に向き直り、閉める。茶碗持って立ち上がり、棚の前へ。

丸卓と同じように左ヒザのあたりに茶碗を仮置きにする。

ここでまずは右手を手の甲を上にして、建水を押すようにして、同時に左手で少し掴んで引くようにして取り出す。そのまま左手で建水の位置に置く。

柄杓を右手と左手で掴み持ち上げると、左手を外して右手だけで棚の内側から取り出すようにする。その後、左手で受け、そのまま建水の上に置く。

右手で薄茶入れを取り、置き合わせの位置に置く。その後茶碗も置く。しばらくは平手前と同じ。

拝見の挨拶の後、柄杓と蓋置きを建水に置き、薄茶器と茶杓を拝見に出す。その後、棚に向かって、柄杓と蓋置きを飾りつける。

建水だけ持って退出する。次は茶碗を持って退出する。このとき、建水の水を捨てて、飾りつけるために建水を持って入室する。建水を持って入室し、ふすまを閉めて、棚に向かう。棚に向かうと、左手で持った建水を体の正面で右手も受けるようにして、両手ですっと棚の下に入れる。手がかりを残すように、全部入れない。また、置くようにするのではなく、すっと押し込むようにする。

その後釜に向かい、清めるなど、平手前と同じ。

 

今日のお菓子は、京都の宝泉堂さんの加茂葵という、ハート型の(葵の葉っぱなんでしょうけど)、大納言小豆のお菓子でした。バレンタインぽいなと思いました。

 

お軸は、「光」の一文字のみ。慈光院の和尚さんが書いたとのこと。春に向かう気持ちを感じます。光に向かい、春に向かう。卒業シーズンも近いですし、良いではありませんか。
もう少し味わって拝見したかったです。

卒業という単語が出たということで、初音ミクの「旅立ちの日に」を紹介して終わります。


旅立ちの日に - vocal : 初音ミク(V3)