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くもり空の形而上学

ジャパンカルチャーや茶道のこと、編集者の日常ことなど雑多に書きます

築50年 中古戸建て リフォーム 【床張り 漆喰塗り 編】

こんにちは。吹雪です。

一人で6畳間を床張りし、だいたいの作業が終わりましたのでアップいたします。

まずは畳を剥がし、杉板の上に根太を30センチ間隔で打ちました。

 下の写真は仮並べしているところ。

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床の端が沈んでいたので、レーザーを使って水平をとり調整しました。仮並べした根太の下に合板を入れています。この方法が最適解なのかはわかりません。補強とレベル調整です。杉板を剥がすことも考えたのですが、釘が錆びていてそう簡単に抜けないので、破壊するときにかなり大きな音が出ます。隣人から苦情が来ているので、できるだけ音が出ない方法を選びました。(ちなみにレーザーは別の用途で買っており、ヤフオクで5000円でした。)

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もともとあったフローリングの部分は再利用するつもりだったのですが、やはり印象がちぐはぐになって良くないので壊しました。

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壊してみると杉板がなく、大引の間隔も不安だったので、根太を違う方向で打つことになりました。材料が多少余っていたこともあり、強度を得るため15センチ間隔にしています。右側は、中間に支えるところがなかったので、12センチ間隔にしています。

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取り掛かってみると顔面蒼白になるような不測の事態がありますが、それを工夫してなんとかするのも楽しみといえば楽しみです。

12ミリのラワン合板を丸ノコでカットし、根太に留めて捨張にしました。その上からフローリング材を張りました。丸ノコで長尺のものを切るのは危なくて不安なのですが、例えば1センチの幅を縦に綺麗にカットできるようになりました。

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全てビスで留めています。釘は音がうるさいので近隣の苦情を気にすることになりますが、ビスはその点やりやすいです。

フローリング材は桜です。幅9センチ、厚さ15ミリのものを使いました。

一応材料費をまとめておきます。

 

フローリング7000円 6箱 (ヤフオクで購入)
ラワン合板1300円 7枚 (以下ホームセンターで購入)
垂木 約2000円分 
フローリング用ダンドリビス 2000円
細ビスなど あわせて約500円分
フローリング用ボンド 1000円 2本 (使いすぎかもしれません)

かかった費用は6万円程度です。
フローリングは節約できるかもしれませんが、1〜2万円程度の差であれば、足触りの良く気に入った材を使いたいなと思いました。

 

その後、亜麻仁油と蜜蝋ワックスを塗りました。急に力強い印象になったので驚きました。特に節目が目立ちます。カバザクラと同じようなものだと思っていたので、びっくり。とはいえ、カバザクラのように独特の光沢を持っています。

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巾木はまだ作業途中です。柱の部分は柿渋を塗るか、実験的に漂白してみようかと思っています。柱の色が変わると、部屋の雰囲気が一変します。

黒い柿渋を塗ると古民家風になり、白くすると現代的な感じになります。まあ、黒かしら。襖もそのうち張り替えます。



壁はカーボンプラスターを下地に塗ったあと、漆喰を塗りました。鏝跡を残さないよう、磨き仕上げにしています。漆喰塗りの作業時間は7〜8時間ほど。


漆喰を塗るのは3回目。3度目の正直でコツをつかみ、綺麗な平面を出せるようになりました。写真ではわかりづらいかもしれませんが、すべすべです。

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鏝使いにばかり気を取られていたのですが、水の引き具合を見定めるのがポイントだったように感じます。水分が多い時は鏝の跡が必ず残るので、この段階では素早く材料を均一に伸ばすことに徹し、鏝を通す回数を極力減らしつつ滑らかにしました。塗る回数が多いと層ができて綺麗になりません。

水分が抜けて硬くなってきた時に鏝を通すと、うまい具合に平面が出ました。さらに硬くなってきた頃に大津通しなどの鏝で磨きました。

時間帯によって水分の蒸発料が違います。霧吹きなどで調節しながら塗りました。

また、水分は徐々に飛ぶのではなく、一定時間(例えば5分。状況によってかわる)経過すると、ふっとなくなるので、その5分でできる作業量を考え、その作業量と壁面積の配分を考えるのが大切だと感じました。

ただ、これはアマチュアでもうまく塗れる方法であって、プロのやり方とは違うかもしれません。しかし、稽古場の茶室の水屋にあった漆喰の壁を撫でてみると、僕と同じ作業手順でやればできる、均等な幅の、つなぎ目部分の厚みを確認しました。

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つなぎ目の部分が短い方が作業がやりやすいので、縦長のときはこのように横に塗っていました。横長のときは縦に塗っていきます。

まず1回目を塗り、2回目を5分で塗るとします。2回目を塗り終えた頃には1回目は水が引いてきているので、そこで鏝を通します。すると嘘のように鏝跡がなくなります。3回目を塗り、2回目に鏝を通しながら、1回目にも鏝を通します。するとつなぎ目も綺麗になり、1回目はより滑らかな平面が出ます。この作業を繰り返します。鏝を通す方向は下から上にやりましたが、横にも通しました。ケースバイケースです。

また、つなぎ目には材料が余計に被らないために、多少、量と塗り始めの位置をコントロールする必要があると思いますが、慣れれば難しくありません。

 

高知石灰工業さんの「しっくい白亜」を使っています。20キロ3800円ほどで、これに15リットルの水を加えて練ります。6畳を塗るにはちょうどよいくらいで、サッカーボール1個分くらい余りました。うまくヌレールなどに比べると破格の値段で漆喰が塗れます。

つなぎにスサがきちんと入っているので、材料がスムーズに伸びてくれず、難易度は高めかもしれません。ただ、コツをつかめば綺麗に塗れて楽しく、オススメです。

ちなみにいままで塗った材料に難易度順をつけると、

 

ワラスサの土佐漆喰>>>しっくい白亜>(越えられない壁)>砂王>プラスター

 

です。土佐漆喰と悪戦苦闘しているうちにコツを掴みかけて、今回で言語化できました。

 

床張りと漆喰塗り、そこそこ技術が身についてきたので(まだ至らない点が多々あることは重々承知していますが) 、「DIYでやってみたいけどやったことないしまずは手伝って欲しい」という方がいればご一報いただければ嬉しいです。

大工と左官をナリワイのひとつにしたいので、経験を積みたいです。

(もちろん、本職は編集者です)