くもり空の形而上学

ジャパンカルチャーや茶道のこと、編集者の日常ことなど雑多に書きます

茶道の話 石洲流 33 備忘録 【丸卓(まるしょく)】

こんばんは。吹雪です。

 

今日は盛りだくさんですよ。

まずはお菓子から。

クリスマスらしい緑色のお菓子でした。お茶会でもらったもの? らしく、調べてもどのお店のお菓子か見つけることができませんでした。

イメージとしてはこんな感じ。

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(画像はネットにあったもので、上生菓子図鑑から拝借しております。)

これの全体が緑色で、赤色が何かの粒になっているものです。クリスマスのヒイラギのような雰囲気でした。甘くておいしかったです。

 

さて、今日は丸卓(まるしょく・まるじょく)という棚を使った手前をやりました。

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これです。はめ込んで組み立てているようで、持つ時は一番下を持つようにとのこと。ばらばらになるそうなので。

 

運び出しの時には、この棚の上の中心に棗を置いておきます。

そのため、茶碗だけを持って運び出しをやります。

茶碗を持つのは、両手で持つように。右手も添えること。

左手は小指を高台にかけるようにして、包み込むように持つ。

 

点前畳に入り、水指(丸卓)の前に座る。

茶碗を左膝10時くらいの位置に仮置きし、右手で棚の上の棗を取り、置き合わせの位置に置く。

 

茶碗を右手でとり、左手で受けて、棗の左隣に置く。この時、茶杓の櫂先が丸卓の接線に触れるくらいにすること。

 

立ち上がり水屋に戻って建水を運び出す。以下、通常の炉の平手前と同じ。

 

終い点前で、拝見の挨拶の後、柄杓と蓋置を下げてからが異なる。

 

柄杓と蓋置を下げた後、柄杓を左手でとり、体の中心に持ってくるタイミングで右手も添える。合は顔の方を向くように。左手で持ち直しをし、右手は外す。

 

このとき、左手は正面から、上から持つときの動きで持つこと。(言葉での説明が難しい。)柄杓で水を組むときの右手の要領でもつこと。

 

そして、柄杓を丸卓の上に置く。置く場所は、接線で四角形を作ったときの右上頂点に柄杓の合を置き、左下頂点から3分の1のところに柄杓の柄がくるように置く。

 

次に蓋置を右手でとり、左手で受け、右手で軽く蓋置の水気を切ってから、右手で丸卓の上に置く。このとき、柄杓の合の接線と、切止の接線?が垂直に交わるエリアの内側に置くようにすること。

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こんな感じ。蓋置はここまでぎりぎりには置きませんが。

蓋置に釜の蓋を置くと、釜の蓋のヘリが柄杓に重なるくらいのイメージでということでした。

 

それから建水を持って、水屋に下がる。その後は炉の平手前と同じです。

 

今日は緊張したので、もう少しゆっくりやるようにとのこと。

 

お軸は、前回も同じで、「明歴歴堂堂」でした。 

出典は圓悟佛果禪師語録(えんごぶっかぜんしごろく)です。

聞いたこともない出典ですが、こういうのも知らなきゃいけないのでしょうね。

妄想を離れた心には世界が曇りない姿で立ち現れる、ということらしいです。

 

さて、今日は自分で買った茶碗を持って行きました。

先日仙台へ出張したおり、窯元に寄ったのです(むしろこれが目当てで出張したようなもの)。

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こんな茶碗です。

初めて茶碗を買いましたよ。

窯元は、六華窯(りっかがま)といい、作家さんは岩井純さんです。

ふとした弾みで目にして、それから意識の底で気になっていたのでしょう。お茶を機会に思い出してネットで調べました。

結晶釉という釉薬を使うそうで、普通の焼き物にはない表情がたまらないのです。

綺麗だなとため息をついて画像で見ていたのですが、実物を穴があくほど見て見たくなりました。思い切って窯元を訪れたところ、私の早とちりでハプニングがあり迷惑をかけましたが、歓迎していただけたようで嬉しかったです。

 

 

工房にはいろいろなお茶碗、お皿、水指、茶入れなどが置いてありましたが、どれも素晴らしいものでした。下は撮影させてもらった平茶碗です。

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青空と雲を眺めるような、吸い込まれそうな美しさでした。青空が美しい季節だけでなく、梅雨の時期にこんなお茶碗でお茶をいただけるといいですね。

勢いのある効果線が、飛翔するような爽やかさを感じさせますし、同時に色味は鉱物独特の永遠でどっしりとした説得力も感じさせます。素晴らしい。

 

こちらも欲しかったのですが、お金が足りませんでした。

 

 今日持って行った茶碗ですが、お茶を飲み終えたあとには、結晶の白色が夜空や宇宙を彷彿とさせる表情となってあらわれました。

お茶を一服した余韻と、ふと吸い込まれそうな星空の静寂が一致して、茶碗と対話しているかのような気分になりました。

七夕にでもお客さんに出したい茶碗だなと思いました。堀先生によれば、雪のような美しさもありますねとのことでした。

何かに似ているから美しいというわけでもないのですが、イメージを刺激するのはとても面白いなと思います。

 

茶碗に独自の世界観があるので、かえってお茶にふさわしくないかなと心配したのですが、点前をしてみるとそれはまったく気になりませんでした。控えめだけど凄みもあるし、表情もさまざまで楽しい茶碗です。

 

 

それと、土曜日に床を張り終えました。

下地から張ったので結構手間がかかりました。 しゃがみっぱなしで疲れます。

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材料は桜の無垢材です。節があるので、ほんのちょっとだけ安い材料です。ケチらずに少しグレードの高いものを買えばよかったかなと思わないでもない。

桜というだけあって、ほんのりピンク色があって綺麗です。

亜麻仁油を塗るともう少し力強い表情になります。経年変化が楽しみ。

壁はこの写真にも写っている砂壁を落として下地を塗りました。今度の休みで漆喰を塗ります。

 

 

ところで、茶道文化検定3級の合格通知が届きました。結構難しかったので嬉しい! バンザイ! 石州流にはあまり役に立たないかもしれませんが、やらないよりマシかと思い、勉強しました。

知らなかったことを知るのは楽しいですね。

 

それではおやすみなさい。

吹雪でした。