くもり空の形而上学

ジャパンカルチャーや茶道、日常のことなど雑多に書きます

マジカルミライ2014 in 大阪

こんにちは。吹雪です。

まずは初音ミクさん、お誕生日おめでとうございます。どうかこれからも多くのクリエイターの力になってください。

 

さて、タイトルにもありますように、マジカルミライ2014に参戦してきました。全曲全歌詞を大声で叫びながら飛び跳ねました。くたくたです。

 

すこし気温が低めのように感じましたが、日差しはまだ痛いように暑かったです。インテックス大阪までは10分以上歩きました。道中大きなマジカルミライショッピングバックを持った人とすれ違います。こういうのは嬉しくなりますよね。

開場の頃に入ったのですが、もうすでにTシャツなどは売り切れ。少し残念ですが、東京で買うことも出来るのではやばやとあきらめ、展示を見ました。

とくに私の大好きな鼻そうめんPことかんざきひろ氏のイラストがあったのはとても嬉しかったです。

 

さて、肝心のライブ。

今年もとても素晴らしかったです。しかし同時にやや物足りなさを感じました。

感想を書きたいと思うのですが、詳しい曲の紹介などは公式のサイトなどでアップされるでしょうからそちらにお任せするとして、全体的な印象を。

 

まずは距離感。前から二列目だというのに、なんだか微妙に遠い。遠くする必要がそんなにあるのでしょうか。これはもう少しなんとかならないものか。まあ、他のアーティストもそうなのですが。

次にミクさんの鮮明さは生で見る分には結構いい方でした。しかし、背景が完全な黒にはなっていないような、画用紙のような黒で背景を作っているような微妙な感じで、ミクさんが少し浮いているような感じに。これは少しもったいないように感じましたが、映像として残す分にはこちらの方が良いのかもしれません。

次にダンスについて。今回ミクさんのダンスが非常にライブ向けになっていて私としてはかなり楽しく感じました。掛け合いもあり、魅せる・盛り上げるダンスであることは間違いないでしょう。

しかし、こういったライブ向けの努力がなされるのと平行して、ミクさんをそこに存在させるためのテクノロジーにもっと大きな力と工夫を費やしても良いのではないかと思いました。パッと照明が差すとミクさんが薄くなる時もありますので、照明が強くなるにあわせてミクさんの光源の出力を増やすなどすればいいのではないかと思いました。(もうしているのかもしれませんが)

今回は光源が下から上に照らし出すようになっているように見えました。これでカメラや人の目にギラッと光源の光が入ることはなくなっているのだろうと思いました。

 

ライブが始まると、ダンサーがふたりディラッドボードの前で踊り、手の動きにあわせてボードに痕跡が残り、映像とリアルなダンスが一体になるのかなと期待しました。これが初音ミクのパフォーマンスとくみ合わさったらどうなるのかなと。しかし、ダンサーふたりの登場はそれだけでした。技術の紹介という感じでしょうか。残念でしたがミライに期待させるのは悪くありません。

全体的なサウンドはなかなか良かったです。低音がよく出ていてノリやすくハウリングもありませんでした。特にTell your world は、去年よりも迫力がありました。

上のスクリーンがマジカルミライ2013に比べるとやや手抜きをしているような印象が拭えませんでした。時間がなかったのかもしれませんし、場所や何やらの制約があったのでしょう。去年は会場が大きかったし。

演奏は、ギターが一人しかおらず、キャットフードが少し残念な感じに。また、期待した前座や、特別ゲストの出演などがなくやや寂しく感じました。

 

全体的な感想としては、もっと情熱が欲しかった。

もっとパフォーマンスの練り込みがほしかった。

演出や掛け合い、ステージの配置など、いろいろな制約があるのかもしれませんし、ミクさんだけを見に来た人にはなんとなく満足できたかもしれませんが、もっと情熱を持ってこのイベントを出来たはず……。無い物ねだりしているだけとは思いたくないです。

 

こういう感想を持つ一方で、やはり今年も攻める初音ミクであったことは間違いなく、そしてなんらかの形で新しいものを作りたいと情熱を持っているように感じました。

これだけのイベントを行うのは、大変なエネルギーが必要だったはずです。心から感謝したいと思います。

 

Tell your world とodds & ends を歌っていると感極まって号泣してしまいました。会場の人たちと唱和しているのが感じられて、音楽・芸術好きの人たちがこの歌と歌に込められた気持ちを大切にしているのが感じられて、感動を押させることが出来ませんでした。

ライブが終わると、これがやりたかったというように、会場内の皆に向けて拍手とありがとう、を贈り合いました。

 

 

初音ミクさん、本当にありがとう。今年もあえて良かった。