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くもり空の形而上学

ジャパンカルチャーや茶道のこと、編集者の日常ことなど雑多に書きます

茶道の話 石洲流 ①  備忘録

こんばんは。吹雪です。

どうもご無沙汰しておりました。まくらことばのバンドを個人的な事情で脱退したのですが、バンド活動は続けていきます。なんで脱退することになったかねえ。せっかく楽しくやっていたし、楽しくやれるだろうに。もったいないなあ。まあ、いいんです。

 

話題が変わりますが、ご担当させてもらった著者の影響でお茶を始めることにしました。今回はその稽古の備忘録です。稽古の都合で二週間おきにお茶のことを書くと思います。気になる方はおつきあいくださいませ。

 

流派は石州流野村派。武家の作法らしいです。

 

今日は体験会をのぞけば初稽古。

お道具の話→ふくささばきの復習→なつめを清める→茶杓を清める→おわんを茶ふきんで拭く→先生のお手前を見てお茶をいただく→片付け

というメニュー。何はともあれ足が痛い。

足が痛い中、いただいたお茶菓子が感動的。この世の苦しみを忘れるかと思ったほど。日本三大銘菓の一つ「越の雪」だそう。初めて口にして複雑な甘みに感動。口の上でさらさらととける感覚が、そのまま自我がとけて崩壊しそうな甘美な経験に直結する。いやあ、まいりました。

 

さて、道具のお話。

お茶入れのふたがふわっとしまるのがよい道具だとのこと。他に、茶碗の裏にある高台(こうだい)の形に個性が表れ、茶碗全体のフォルムを決めると。茶杓一つとっても格が違うそう。竹に景色がある時はそれを残すという。景色ってなんですか? とおもいつつも、深くうなずくことしばし。節の部分にある黒いはんてんのことだろうか。

※景色とは、そぎめや、虫食い後のこと。

 

虎斑竹(虎竹?)の茶杓を先生が見せてくれた。新潟のものだそう。ネットで調べると土佐の方にもあるというが名産地はどこだろう。

※すすだけという茶杓が最上級品だとのこと。いろりの上で縄を支えていた100年煙にいぶされていた竹のこと。他にもいろいろある。

 

他に、現代作家の水差しなどを見せてもらった。鎌倉の材木座の砂を使った花瓶のてざわりが凄く良かった。作家さんの名前をメモしたかったが果たせず。田中さんとか村上さんとかいう名だったような。

 

なつめの清め方は、もうすでにうろ覚えになってしまったが、左手で取り、2の字を書くようにふき、横をなでてとめる。そのまま置く。(親切な人、間違っていたら教えてください)

※ふくさを三つ折りにして左手で取り、二の字を書いて、ふき、横で止める。右手を戻して置く。置く時は、右手の親指の向きと、姿勢、肘の張り方、目線などに注意。

 

茶杓の清め方は、手全体でかるく握るように持つ。つまむようには持たない。握る時は中指と薬指で持つように。ドラムスティックを持つ感覚と似ている。へそのあたりに茶杓を持ってきた後、少し下を向け、左手を茶杓の節あたりにあてて、滑らせるように拭く。茶杓の先の曲がったところで、少し力を入れるようにして拭く。2回。三回目は、右手の親指を立てて、ぐっと押し込み、節のあたりを2回引っ張ってそのままなつめの上におく。

 

お椀の拭き方は難しかった。

お湯を入れる。右手で持ち、左手で受ける。お湯を三回半まわす。左手を持ちかえて片手になる。お湯を捨てた後茶ふきんでむこうから手前へお椀の縁を一回拭く。中に布巾をいれ、輪っかが外になるように布巾を出し、三かい拭く。お椀の中に巾の字を書いてふき、お椀を置いて茶布巾をお椀の中に落とす。そのあと布巾を絞って、いつもの折り方でたたみ、ふたの上に置く。

 

お茶のいただき方も忘れそう。

亭主からお茶をいただく時は、軽く礼をして(?)もらう。隣の人がいたらお先にと挨拶。右手で受け、左手で持ち、1回まわす。一口飲んで、亭主にお礼。そのとき、右手は行の形で指をたたみにつける。三回ほどで飲み干し、最後は音を立てる。飲み口を指で拭き、2回(?)まわしてお椀の正面を亭主に向けたたみの外にお椀をおく。

 

亭主が扇子を出すタイミングで扇子をおく。扇子をしまったら同じようにしまう。扇子とは結界のこと。扇子を出して挨拶をし、扇子をしまってお茶を飲み、そして扇子を出して挨拶することにも重要な意味がある。

 

たくさん覚えることがあって大変だけど、道具ひとつ見てもとて面白かったですよ。

まずは道具の名前を完全に覚えないと。それから、手順をどこかの動画で確認しないといけないのだけれど、石州流はあまり多くないんだな。

それにしても結構体力を使って心地よい疲労感。

 

単なる備忘録でした。

吹雪

 

※ 7月28日に追記、修正しました。